SAEKOの体験版を公開しました
2024年6月11日、SAFE HAVN STUDIOは現在制作中のアドベンチャーゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』の体験版をSteamで公開しました。
体験版はゲームの冒頭部分をプレイできるもので、だいたい30分程度のボリュームだと思います。いわゆるR-18な描写はありませんが、いくつか示唆的だったり、残酷な描写がありますので、精神的に余裕のあるタイミングでプレイしていただけると嬉しいです。プレイした感想があれば、ぜひSNSなどに #saekogame をつけて投稿してください。開発者がとても喜びます。
内容については今後の開発日記などでも触れていくとして、まずはこのデモを作るにあたって、関わってくださった全ての方々に感謝いたします。(※以下、リンク先には成人指定のものが含まれますのでご注意ください)。
笛地静恵先生は言わずとしれた「もうひとつのコワイ童話」シリーズの作者です。その作品を原案としてゲームを作ることを快諾してくださっただけでなく、小説内の設定についての質問にも積極的に答えてくださいました。なんといっても、先生の生み出してくださった冴子という魅力的なキャラクターや世界観がなければ、このゲームは決して存在しなかったでしょう。
Curse Crazy氏は英語圏で多くの巨大娘作品を発表されている小説家です。リアル志向のサスペンスとしても読めるシュリンカー作品、というコンセプトは氏の代表作である「Endless」に大きく影響されたものであり、いくつかのアイデアは本作のテキストでも引用させていただきました。該当作品は日本語への翻訳許可をいただいているので、いつか折を見て挑戦したいと考えております。
ゲーム作者・日英翻訳者であるnpckcさんには、本作の英語ローカライズを担当していただきました。開発者(kyp)には締切後のテキスト修正という悪癖があり、何回も追加でローカライズ依頼を出してしまったのですが、そのたびに素晴らしい翻訳を仕上げてくださり、大変深く感謝しています。また、同じゲーム作者として、ローカライズに限らず様々な部分で貴重なフィードバックをいただきました。本当に頭が上がりません。
flankoiさんには、本作の中国語ローカライズを担当していただきました。こちらも何度も追加で翻訳依頼を出してしまったのですが、そのたびに驚くべき速度で承諾をいただき、結果として簡体字・繁体字の2つ分のローカライズを仕上げてくださいました。また、直接のやりとりでもSNSでも、制作中のゲームについて非常に好意的な感想をいただき、開発者を励ましてくださいました。
一ノ瀬エアルさんには、本作のボイス効果音を担当していただきました。具体的にどの音かは、内容のネタバレになってしまうので詳しく言えないのですが、いずれの効果音もゲームの演出に必要不可欠な深みを与えてくださるものになったと思います。
SAEKOはEbitengineで開発されました。Go製のこの軽量なゲームエンジンがなければ、ゲーム内のアイデアのいくつかは今の姿にならなかったと思います。開発者の星一さんをはじめ(シャレじゃないよ)コミュニティの方々からいただいたサポートにも深く感謝いたします。
そして、パブリッシャーであるHYPER REALには、プロモーション関連の活動はもちろん、ゲーム制作にあたっても多くの生産的なフィードバックをいただきました。途中、開発者が「これ性癖すぎない......?」みたいに悩む場面が多々ありましたが、どんな状況でも冷静に受け止めてくださり、開発者が心理的なリミッターを外す手助けをしてくださいました。でも本当にヤバくなってきたら止めてください。
最後に、もちろん、こういう文章のお決まりとして......この文章を読んでいるあなた!昨年のトレイラー発表以降、多くの反響をいただき、おかげさまでSAEKOの開発に全力で取り組むことができました。文字通り、人生が変わった瞬間でした。そして、その後のゲーム開発はなかなか孤独な戦いでしたが、SNSやイベントでは常に皆様からの応援をいただき、なんとかデモ公開まで辿り着くことができました。改めて、深く感謝いたします。
そして、このデモには非常にダークな描写が含まれます。人によっては、精神的に受け入れがたいものもあると思います。「自分には向いてないな」と思ったら、そっとウィンドウを閉じていただいて大丈夫です。デモをプレイする・プレイしないに関わらず、この記事を読んでくださった皆様の今日が少しでも良いものになることを祈っています。